再生医療技術の応用により、年齢肌ダメージに対して高い改善・修復効果を持つ「クロノセル」という美容ブースターが大きな話題を集めています。
そして、クロノセルの高い美肌効果には、そこに配合される特別な成分が大きく関係しているんだとか。
そこで今回は、そんなクロノセルに含まれている成分をご紹介し、その効果について解明していきたいと思います。
クロノセルに配合されている成分
ヒト幹細胞培養液
その名前通り、人間の細胞から培養された物で、人体への優れた順応性と生理活性作用を持つ美容成分です。
元々は再生医療の現場で活用されている技術であり、お肌に対してはヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの生成を活性化させる働きを持ちます。
ヒトとの親和性が高いためアレルギーなども起こりにくく、お肌の弱い方でも安心して使用可能な成分としても注目されています。
表皮ブドウ球菌
我々人間のお肌に常住しているお肌の善玉菌で、毛穴やお肌の汗や皮脂を分解し、お肌の潤いを守るグリセリンや脂肪酸を作り出す働きを持ちます。
この働きによって、表皮ブドウ球菌は所謂雑菌である黄色ブドウ球菌の増殖を抑制することもでき、肌荒れなどの肌トラブルを防ぐ効果にも期待できます。
アスコルビルリン酸Na
皮膚内でビタミンCへと代謝されるビタミンC誘導体の一つで、メラニンの生成を防いだりシミを解消したりといった効果があります。
また、アスコルビルリン酸Naは水溶性であるため、クロノセルのような液状の化粧品に最適であり、安定的にお肌の深層まで浸透するという特性を持っているそうです。
ハイドロキノン
お肌の漂白剤とも言われるほどの美白作用を持つ、メラニンを還元する力に優れた美白成分です。
その美白効果はアルブチンの100倍とされ、美容クリニックなどでも一般的に広く利用されています。
しかし、効果が強い分お肌への刺激も心配なところですが、クロノセルに含まれている量は微量なので、お肌が弱い方でも安心してお使いいただけるでしょう。
グリチルリチン酸2K
甘草の根から抽出される成分で、高い消炎作用を持つため、肌荒れやニキビなどに対して極めて有効な成分となります。
グリチルリチン酸2Kが強力な成分の刺激からお肌を守ってくれるので、クロノセルのような敏感肌用のコスメに配合されていることが多いです。
クロノセルの効果
お肌の柔化作用
クロノセルに配合されているヒト幹細胞培養液には、お肌を柔らかくする作用のあるオリゴペプチドという酵素が含まれています。
また、乾いたお肌に水分を補給して柔軟性を保ってくれるため、表皮ブドウ球菌にも同様の効果が期待できます。
この働きによってお肌のゴワつきを解消し、基礎化粧品の有効成分が浸透しやすい肌環境を作ることが可能です。
お肌の保湿効果
当記事でピックアップしてご紹介した成分には全て保湿作用がありますし、クロノセルにはこの他にも沢山の美肌保湿成分が配合されています。
更に、お肌の柔化作用によってこれらの成分の浸透性が高まるため、お肌の奥にまで潤いを補給し、その潤いを長く保持することができるようになるそうです。
シワ・たるみの解消
お肌のシワやたるみ、ほうれい線は、お肌が乾燥することによって弾力やキメが失われ、その痕がクレバスのように肌表面に発露してしまうためです。
しかし、クロノセルを使えば、ヒト幹細胞培養液などによってお肌が柔らかくなり、その他の保湿成分によってお肌に弾力が生まれるため、シワやたるみなどの年齢肌トラブルを根本から解決できます。
美白効果
クロノセルに入っているハイドロキノンには、メラニンの生成を抑制してお肌に透明感を生み出す効果があります。
また、表皮ブドウ球菌には肌サイクルを正常化させる働きがあるため、これによってお肌本来のターンオーバーの力が引き出されます。
そして、お肌の再生力や抵抗力が最大限に高まり、紫外線などの外部刺激に負けない白く透明感のあるお肌が維持できるのです。
ニキビやニキビ跡の改善
混合肌の方は、お肌の乾燥とニキビの二つの肌トラブルに同時にお悩みの方も多いのではないでしょうか。
一方は乾燥肌、もう一方は脂性肌と別々な原因から発生するトラブルなので、通常では治療に使用するコスメなども2種類使い分ける必要があります。
しかし、ヒト幹細胞培養液は保湿効果・消炎作用・殺菌効果を同時に持つ成分なので、お肌の乾燥とニキビをいっぺんに解決可能です。
また、クロノセルによってお肌のターンオーバーも促進されるので、ニキビ跡の治療にも効果が期待できるでしょう。
アトピーの改善
公式から言及されている訳ではありませんが、クロノセルはアトピーの改善にも繋がってくれるかもしれません。
現にヒト幹細胞培養液や表皮ブドウ球菌はアトピー治療にも利用されており、その改善効果が認められているためです。
クロノセルによって実際にアトピーが改善するとは無いかもしれませんが、少なくともアトピーなどの皮膚疾患の方でも安心して利用できる可能性は高いでしょう。